優良物件は本当にない?プロが教える中古不動産投資物件をネットで発見する裏技とコツ

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不動産投資を始めたいけれど、どのように優良な中古物件を見つければいいのか悩んでいませんか?「インターネットには情報がないのでは?」と感じるかもしれませんが、実はそうではありません。インターネット上には、優良な中古物件を見つけるための宝の山が眠っています。この記事では、インターネット上の情報を最大限に活用し、賢く中古物件を発見するための具体的な方法とステップを徹底的に解説します。


■■ 1. 優良中古物件とは?定義を明確にする

優良な中古物件とは、単に価格が安い物件ではありません。投資目的を達成するための物件であり、具体的には以下の条件を満たすものと定義できます。

・高い収益性:
想定する家賃収入に対して、物件価格や諸経費が適切であり、十分な利回りが見込めること。

・安定した入居需要:
物件の立地や周辺環境が良く、将来にわたって入居者がつきやすいエリアにあること。

・資産価値の維持向上:
経年劣化が少なく、大規模な修繕費用がかかるリスクが低いこと。また、将来的に売却益が見込める可能性のあること。

・管理の手間が少ない:
物件の構造や設備がシンプルで、管理会社に委託しやすい、または自主管理しやすい物件。

これらの定義を念頭に置くことで、インターネット上の膨大な情報の中から、本当に価値のある物件を見極める目が養われます。


■■ 2. インターネットを活用した情報収集の基本

「インターネットに情報がない」と感じるのは、情報収集の仕方に偏りがあるからかもしれません。インターネットには、多様な情報源が存在します。

● 2.1. 不動産ポータルサイトの徹底活用

まずは、誰もが利用する不動産ポータルサイトです。代表的なサイトは以下の通りです。

・SUUMO(スーモ)、HOME’S(ホームズ)、at home(アットホーム):
これらのサイトは、一般向けの賃貸・売買物件情報が豊富です。投資用物件に特化していなくても、広範囲の物件情報から掘り出し物が見つかる可能性があります。

・楽待(らくまち)、健美家(けんびや):
投資用不動産に特化したポータルサイトです。収益物件の掲載数が多く、利回りや築年数、構造などの詳細情報が充実しています。セミナー情報なども掲載されており、投資家向けのコミュニティとしても機能しています。

これらのサイトを漫然と眺めるのではなく、具体的な条件を設定して検索することが重要です。

・検索条件の絞り込み:
エリア(市町村まで)、価格帯、間取り、築年数、駅からの距離、利回り、構造(RC、S、木造など)といった条件を細かく設定しましょう。

・新着物件のチェック:
人気エリアの優良物件はすぐに買い手がつくため、新着物件は毎日必ずチェックする習慣をつけましょう。メール通知サービスを活用するのも有効です。

・「こだわり条件」の活用:
駐車場あり、角部屋、南向き、オートロック、宅配ボックスなど、入居者にとって魅力的な設備や条件を「こだわり条件」で設定し、検索結果を絞り込むことができます。

● 2.2. 不動産会社の自社サイト・メルマガ登録

大手不動産会社や地域密着型の不動産会社の自社サイトも確認しましょう。ポータルサイトには掲載されていない「未公開物件」や、「先行公開物件」を扱っている場合があります。特に、投資用物件に力を入れている不動産会社や、自身が投資したいエリアに強い不動産会社を見つけることが重要です。

・メルマガ登録: 気になる不動産会社のメルマガに登録しておくと、新着物件情報やセミナー情報が定期的に送られてきます。

● 2.3. 不動産投資専門サイト・ブログ・SNS

不動産投資に関する専門的な情報を提供しているサイトや、現役の不動産投資家が運営するブログ、SNSも貴重な情報源です。

・専門サイト・ブログ:
不動産投資のノウハウ、市場動向、エリア分析、成功事例・失敗事例などが詳しく解説されています。収益物件の探し方や、融資に関する情報など、実践的なヒントが得られます。

・SNS(X、Facebook、YouTubeなど):
不動産投資家が自身の経験や物件情報を発信していることがあります。興味のある投資家をフォローしたり、関連するハッシュタグを検索したりすることで、思わぬ情報にたどり着く可能性があります。ただし、SNSの情報は玉石混交なので、信頼性をしっかり見極める必要があります。


■■ 3. インターネット情報を活用した物件分析のポイント

情報収集だけでなく、収集した情報をどう分析するかが優良物件発見の鍵となります。

● 3.1. エリア分析

インターネット上の地図サービスや統計データを活用し、徹底的にエリア分析を行いましょう。

・Google マップ/ストリートビュー:
物件の周辺環境をバーチャルで確認できます。駅からの距離、周辺の商業施設、スーパー、病院、学校、公園などの有無、道路の広さや交通量、電柱の多さなどを確認し、入居者にとって住みやすい環境か、騒音や日当たりなどの問題がないかを確認します。

・国勢調査・住民基本台帳:
総務省統計局のウェブサイトなどで、人口動態(増加傾向か減少傾向か、年齢層の分布など)、世帯構成(単身世帯が多いかファミリー世帯が多いか)などを確認します。これは、将来的な入居需要を予測する上で非常に重要です。

・公示地価・路線価:
国土交通省のウェブサイトや国税庁のウェブサイトで確認できます。そのエリアの土地価格の変動を知ることで、資産価値の推移を予測するヒントになります。

・ハザードマップ:
各自治体のウェブサイトで確認できます。地震、洪水、津波、土砂災害などのリスクがないかを確認し、災害リスクの低い物件を選ぶことは非常に重要です。

● 3.2. 物件情報の深掘り

ポータルサイトの情報だけでなく、さらに深掘りして物件を分析します。

・登記簿謄本(オンライン取得可):
法務局のオンラインサービスを利用して、物件の所有者、抵当権の有無、差し押さえの有無などを確認できます。これにより、物件の権利関係が複雑でないか、売主が本当に所有者なのかなどを確認できます。

・不動産鑑定評価書(任意): 専門家に依頼することになりますが、物件の適正な価値を知る上で有効です。
・物件詳細情報(間取り図、写真、設備一覧)の確認:
 - 間取り:
 実際に家具を置いた際のイメージ、生活動線、採光・通風などを考慮します。

 - 写真:
 外観、内装、共用部分、設備など、写真から読み取れる情報を細かくチェックします。不自然に枚数が少ない、特定の場所の写真がない場合は注意が必要です。

 - 設備:
 エアコン、給湯器、キッチン、バスルームなどの設備の状態や築年数を確認し、修繕や交換の必要がないか予測します。
   
・修繕履歴・管理状況の確認:
インターネット上では情報が少ないかもしれませんが、管理会社のウェブサイトや口コミサイトなどで情報を探したり、現地内覧時に売主や仲介業者に詳細を確認したりする必要があります。特に、大規模修繕計画の有無や積立金の状況は重要です。

● 3.3. 競合物件の調査

周辺の類似物件(間取り、築年数、広さなどが近い物件)の賃料や成約事例をインターネットで調査することで、対象物件の適正賃料や利回りを推測できます。

・賃貸ポータルサイト(SUUMO賃貸、HOME’S賃貸など):
対象物件の周辺で、同じような条件の物件がいくらで募集されているかを確認します。

・過去の成約事例(REINS Market Informationなど):
不動産業者向けの情報サイトですが、提携している不動産会社を通じて情報にアクセスできる場合があります。


■■ 4. プロの意見も取り入れる

インターネットの情報だけでは限界があるのも事実です。最終的な判断を下す前に、プロの意見を取り入れることを強く推奨します。

● 4.1. 複数の不動産会社への相談

インターネットで気になる物件を見つけたら、複数の不動産会社に問い合わせてみましょう。

・情報提供の依頼:
その物件に関するより詳細な情報や、未公開の類似物件の情報がないか尋ねてみましょう。

・専門家からの意見:
その物件のメリット・デメリット、エリアの将来性、賃貸需要の見込みなど、プロの視点からの意見を聞くことができます。

・担当者の質を見極める:
親身になって相談に乗ってくれるか、物件の良い点だけでなくリスクもきちんと説明してくれるかなど、信頼できる担当者を見つけることが重要です。

● 4.2. 不動産投資セミナーへの参加

オンライン・オフライン問わず、不動産投資セミナーに積極的に参加しましょう。

・最新情報の入手:
市場動向、税制改正、融資情報など、インターネット上にはまだ出ていない最新情報が得られることがあります。

・専門家との接点:
講師や参加者とのネットワーキングを通じて、新たな情報や視点を得ることができます。

・融資相談会:
セミナーと合わせて融資相談会が開催されることも多く、自分の属性でどの程度の融資が受けられるのか、具体的なシミュレーションをすることも可能です。


■■ 5. インターネット情報の限界とリスクヘッジ

インターネットは強力なツールですが、万能ではありません。情報の限界を理解し、リスクヘッジを怠らないことが重要です。

● 5.1. 情報の鮮度と正確性

インターネット上の情報は常に最新とは限りません。特に人気物件はすぐに成約済みとなるため、タイムラグがあることを理解しておく必要があります。また、掲載されている情報が必ずしも正確であるとは限らないため、最終的には現地での確認や専門家への確認が必須です。

● 5.2. 写真やパノラマ画像では伝わらない情報

写真やパノラマ画像では、日当たり、風通し、騒音、周辺住民の雰囲気、臭いなど、実際に現地に行かなければわからない情報が多数あります。必ず現地に足を運び、自身の目で確認することが重要です。

● 5.3. 投資リスクの理解とシミュレーション

インターネット上の情報だけで飛びつくのは危険です。購入価格だけでなく、諸費用(仲介手数料、登記費用、印紙税、不動産取得税など)、リフォーム費用、固定資産税、都市計画税、管理費、修繕積立金、空室リスク、家賃滞納リスク、金利上昇リスクなど、あらゆるリスクを考慮した上で、詳細な収支シミュレーションを行うことが不可欠です。


■■ まとめ

「インターネットに情報がない」というのは誤解であり、インターネットは優良な中古物件を発見するための強力なツールです。不動産ポータルサイトから専門サイト、SNS、地図サービス、政府統計まで、多岐にわたる情報を駆使することで、効率的かつ多角的に物件を探し、分析することができます。

しかし、インターネット上の情報だけでは不十分な点も多々あります。最終的には、現地確認を怠らず、複数の不動産会社や専門家から意見を聞き、自身の目で見て、耳で聞いて、足で稼いだ情報と組み合わせることが、成功への道を切り開く鍵となります。

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