1月29日、日本の経済界が荒れ模様のスタート!?
大混乱の予兆が始まりそうな激震ですね。
日本初となる“マイナス金利の導入”が将来にどうなるのでしょうか?。
そもそもマイナス金利って何!?
日本国民にどのような影響を及ぼすのか!?
とても興味深いので検証します。
■900円付近も株価の乱高下!?
驚きの政策!その理由をご存知ですか?
1月28、29日に開かれた日銀の金融政策決定会合でまさかの決断!
29日の昼頃、“マイナス金利導入”が伝わりました。
直後のマーケットは混乱!!
日経平均株価は一気に600円近く上昇ってあり得ないですね。
その後、なんと大失速して300円に迫る急落の展開しました。
短時間にこれほどまでに乱高下するとは滅多に体験できません。
為替も一日で円がドルに対し3円以上もガッチリ動くという波乱の展開って意味不明すぎます。
そもそもどうしてこれほどまでにマーケットが劇的な反応したのでしょうか?
今回の会合が現状維持にすぎない!
要するに斬新で注目できる経済政策や政策発表がないと判断されたからです。
また、誰もが予想しなかった意外な政策だったからです。
■国民の預金は大丈夫!?
「マイナス金利導入!」と聞くと我々はどうしても心配してしまいます。
大前提として、いつも使っている銀行口座に適用される金融政策ではありません。
「そうなら別に関係ないのね~」と考えるんはちょっと間違いです。
実はマイナス金利は最終的に国民に何かしらの形で影響してきます。
そもそもマイナス金利によって、民間銀行が日銀に預金している金利がマイナスになります。
民間の銀行は日銀に対し、定額の準備金を預ける義務があります。
しかし、準備金を超えた超過分に対する金利の“付利”をマイナス0.1%に決定、というのが今回の発表内容です。
つまり、民間銀行が資金を過剰に日銀に預けたままですと逆に金利を支払うことになって損してしまいます。
■マイナス金利政策の副作用が…!!
ではなぜそんなことをするのか。
民間銀行が日銀に資金を長期間も預けないで、企業や事業主に貸付や融資することで現金が流通するようにしたい!というのが目的です。
要するに景気回復への後押しを狙っているのでしょう。
ということは、マイナス金利政策は良策だと断言できません。
実はマイナス金利の副作用もかなり大きいと言われています。
日銀に準備金以上の資金を預けているとコストがかかって損失をまねきます。
社会に貸し出したいのですが、そう簡単に借入してくれる企業がたくさんいるとは考えにくいです。
その結果、民間銀行の収益が落ちて経営不振に陥る可能性が高いです。
またマーケット心理にも大きな影響が出ます。
今回の政策はビッグサプライズでしたので、人間心理は不安になりやすいです。
「日本経済は大変革が必要なほど不況期なの?」と思い込んでしまいやすいです。
人間の心理は必ず日経平均株価指数に影響します。
このマイナス金利政策が最終的に成功するのか失敗するのか…?
今後の動向がとても気になります。注目しましょう。
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