「億万長者」になりたい人はどんなことを実践しているのでしょうか。
そもそも簡単な手段やステップで実現できるほど安易ではありません。
そんな事を主張する人がいるなら嘘偽りだと考えていいでしょう。
そこで、お金ない人が、お金持ちになるためのファーストステップは何でしょうか?
『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』という書物の内容がとても興味深いです。
■「株式」が資産の大部分を占める理由
億万長者になるためには、データや情報を分析集積するべきです。
つまり、世界のお金持ちの状況を知る必要があります。
お金持ちと呼ばれる人は「資産1億円以上」を保有しています。
ドル建てにすると約100万ドルになります。
世界中の富裕層を分析すると、大半の人が資産1億~5億円程に該当しています。
この範囲を越える5憶円以上を持っている資産家は、世界にもそれほど多くありません。
では、それほどのお金持ちのポートフォリオはどうなっているでしょうか?
どんな資産を保有しているのか検証します。
「Spectrem Group(2019)」と「U.S.Trust 2018 Insights on Wealth & Worth」のデータ分析の結果をご覧になってください。
まず、保有資産が約1億〜3億円の範囲のお金持ちの資産運用の58%は金融投資になります。
不動産投資は18%になります。
では、金融投資に関しては、どのようなポートフォリオを形成しているでしょうか。
その配分の中で最大割合は「株式」です。
続いて、「債券」、「オルタナティブ資産」と「現金」です。
オルタナティブ資産とは、上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法のことをいいます。
具体的な投資対象としては、農産物・鉱物・森林資源、不動産、コモディティー(商品)、インフラ、未上場株・未公開株や金融技術が駆使された先物、オプション、スワップなどの取引が挙げられます。
重要なのは、世界のお金持ちと言われているほどの富裕層たちは、株式投資が多くの資産を占めているということです。
要するに、お金持ちになりたい人は、株式投資を率先するのが近道だと考えられます。
■資産が大きい人ほど「投資」に回す
お金持ちになりたければ、数値化されたデータを徹底的に把握するべきです。
数字は、客観的に判断できる指標になります。
誰もが億万長者になれる秘訣を語るとすれば、世界中のお金持ちの統計データを念入りに分析することです。
そして、お金持ちが資産構築している手段と方法を素直に実践するべきです。
つまり、主観的に勝手に投資行動をしてはいけない。
お金持ちのポートフォリオを研究する、これがお金持ちの仲間入りするための第一歩となります。
続いて、「VISUAL CAPITALIS」のデータを参照して、お金持ちとそうでない人の資産構成の相違を検証してます。
資産が10K(1万ドル=約100万円)から1B(10億ドル=約1000億円)までの人の資産構成です。
金融投資の比重が少なくなるほど、持ち家や自動車や趣味などの占める割合が多くなります。
10K(約100万円)の人だと、資産の大半が住居費と車両費になりやすいです。
一方で、資産が多いほど、投資運用の割合が大きくなります。
世界のお金持ちたちは、金融統計データを情報集して客観的に分析しています。
お金持ちになりたければ、投資するのが重要だという事実です。
確かに、新しいビジネスを始めて億万長者を目指している人も多いと思います。
新しい商品・サービスを研究したり、システム開発や技術開発して、ビジネスを展開するのはカッコいい上にとても魅力的です。
また、ビジネスで成功した人はメディアに取り上げられるので、社会的に注目されるほどのインフルエンサーになれるでしょう。
ところが、過去から直近までの既存データを見ると、世界のお金持ちのほどんどが資産の大半を投資で築いています。
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