クレジットスコアが下がる!滞納以外で信用を失う行動パターンを徹底解説

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「クレジットカードの信用力」と聞くと、真っ先に「支払いの滞納がまずい」というイメージが浮かぶ人も多いでしょう。確かに滞納は重大なマイナス評価ですが、それ以外にも知らず知らずのうちに信用情報(クレジットスコア)を傷つけているNG行為が存在します。今回は、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、信用力を下げてしまうクレジットカードの使い方について、具体例を交えて解説します。


■■ クレジットカードの「信用力」とは?

まず前提として、ここでいう「信用力」とは、信用情報機関に登録されるあなたのクレジット履歴=信用情報のことを指します。これは住宅ローンや自動車ローン、携帯電話の分割払い、クレジットカード発行時の審査にも利用されるもので、いわば“あなたの信用履歴”です。

信用情報は、CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター(KSC)などに蓄積されており、以下のような情報が記録されます。

・クレジットカードの契約状況(枚数、利用限度額など)
・利用実績(利用額、返済履歴など)
・滞納の有無と期間
・キャッシングやローンの利用状況
・申し込み情報(カード申請履歴など)

この情報が審査で「信用力」としてチェックされ、条件によってはローンが通らなかったり、カード発行を断られたりするのです。


■■ 信用力を下げるNG行為①:利用限度額ギリギリまで使う

【なぜNG?】

一見、「ちゃんと支払っているなら問題ないのでは?」と思われがちですが、利用額が毎月限度額ギリギリであると、信用情報上では「お金に困っている」と見なされる可能性があります。

たとえば限度額が30万円のカードで、毎月29万円を使っていると「常に資金繰りが厳しい」と誤解されかねません。実際、クレジットスコア(スコアリング)を採用している海外では、利用率が30%以下の人のほうが信用評価が高くなる傾向にあります。


■■ 信用力を下げるNG行為②:複数のカードを短期間に申し込む

【なぜNG?】

短期間に何枚もクレジットカードを申し込むと、「この人は資金繰りに困っているのでは?」と警戒される原因になります。申込情報は6カ月程度、信用情報機関に登録されており、1カ月に3枚以上の申し込みを行うと、多重申込と見なされて審査に通らないことも。

とくにキャンペーン目当てで複数枚申し込む人は注意。クレジットカード会社からすると「短期利用→解約」される可能性が高く、リスク要因となります。


■■ 信用力を下げるNG行為③:引き落とし口座の残高不足による自動引き落とし失敗

【なぜNG?】

「うっかりミス」でも支払いが引き落とせないと、「延滞」として記録されるリスクがあります。しかも、1日でも遅れた場合、カード会社によっては「異動情報(いわゆるブラックリスト)」として記録されることも。

特に注意が必要なのは、分割払いやリボ払いを設定している場合。毎月の返済額が少額であっても、口座残高が足りなければ同様の信用毀損になります。


■■ 信用力を下げるNG行為④:キャッシング枠を頻繁に利用する

【なぜNG?】

キャッシング枠を頻繁に利用していると、「資金繰りに困って借金に頼っている」と判断されます。返済能力を不安視され、住宅ローンやマイカーローンの審査でマイナス評価になる可能性が高くなります。

特に、ATMでの借入や繰り返しのキャッシング利用があると「借金体質」と見なされてしまいます。


■■ 信用力を下げるNG行為⑤:リボ払いを常用している

【なぜNG?】

リボ払いは返済額が一定で便利に見える一方、元本がなかなか減らず金利負担が大きく、長期にわたる借金状態になりやすい仕組みです。

信用情報上でも、「リボ払いを多用=安定した一括返済が難しい」と見なされる可能性があり、審査担当者によってはリスク要因として扱われます。


■■ 信用力を下げるNG行為⑥:不要なカードを何枚も所有している

【なぜNG?】

カード枚数が多いほど、潜在的な借入可能枠(利用限度額)が大きくなります。仮に使っていなくても、カード会社や金融機関の審査では「この人はいつでも多額の借入が可能」と判断され、ローンの審査でマイナスに作用する場合があります。

また、カードごとに年会費や更新が発生し、管理が煩雑になることで支払い忘れなどの事故にもつながりやすくなります。


■■ 信用力を下げるNG行為⑦:カードをすぐに解約する

【なぜNG?】

短期間での解約履歴は、「信用が積み重ならない」大きな原因となります。クレジットスコアの中には「信用期間」も評価対象のひとつで、長期にわたり安定的に使っているほど信用力は上がります。

ポイント目的で作って数カ月で解約する行為は、むしろ信用にマイナスとなる可能性があるため要注意です。


■■ 信用力を守る正しいクレカ活用法

● 利用率は30%以内に抑える
→ 毎月の利用額は、限度額の3割以内にとどめるのが理想的です。

● 支払い口座は常に余裕を持つ
→ 給料日などに自動で一定額を移すなど、引き落とし対策をしましょう。

● リボ・キャッシングは最小限に
→ 緊急時以外は一括払いを基本にしましょう。

● 年1回は信用情報を確認する
→ CICやJICCから自分の信用情報を開示し、誤登録がないかチェックを。


■■ まとめ:信用は「積み重ね」と「継続」が命

クレジットカードは便利な道具ですが、使い方次第で信用力を大きく左右します。「支払いをきちんとしていれば問題ない」と考えるのは危険で、利用状況や行動パターンそのものが審査の対象になることを忘れてはいけません。

数年後に住宅ローンや教育ローンなど大きな資金調達を考えている人は、今から信用情報を意識した行動を心がけることが大切です。「信用を築くのは年単位、壊れるのは一瞬」――この原則をしっかり覚えておきましょう。

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